ついに生物多様性条約COP10(の前段と言うべき、カルタヘナ議定書COP/MOP5)が始まります。カルタヘナ議定書は、条約にもとづき遺伝子組み換え(GM)生物・作物の貿易ルールを定めたもの。8日、その準備会合でGM生物・作物が輸入国の生態系を壊した場合に損害賠償や基金設立を輸出側の企業などに追わせることができるようにすることが確認されました。MOP5で正式採択されれば、COP10でその旨報告されるはずです。
GM生物・作物に生態系を破壊する可能性が否定できないからこそ、国際社会で議論されているわけですが、日本はGM作物輸入大国。GMナタネは輸送中にちらばり、すでに自生があちこちで確認されています。
GM作物の問題は単純に輸出側にだけ責任を負わせればいいというものでもありませんが、改めてこの問題を考える上でも、重要な一歩となりそうです。
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