今年の夏は、気象庁の記録が残っている過去113年間で最も暑い夏でした。
東大大気海洋研究所がスーパーコンピュータで再現実験したところ、過去30年間の長期的な海水温上昇が、高温原因の2割強を占めるという結果がでたそうです。11月19日に発表されました。
気象庁はこの夏の猛暑について、エルニーニョに続きラニーニャが起きたこと、太平洋高気圧の勢力が強かったなど多くの要因が重なったと9月に発表しています。
実験を行った中心メンバーの一人で、気象庁の異常気象分析検討会長でもある木本昌秀教授は「長期的な温暖化の『底上げ』分がなかったら、猛暑はここまでひどくなかった」と説明しました。長期的な海面水温上昇の原因の半分以上は温室効果ガスなど人間活動が起源だとみており、排出量削減などの努力が必要としています。
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